絵手紙の書き方・椿の絵の描き方編

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椿の絵手紙はネットで検索すると、参考作品がたくさん出てきます。

画像で検索すると私の作品が相当あります。

他には椿の絵の書き方の動画もありますね。

ここでは「私流の描き方の解説」をします

椿を描く時の順序、どこからスタート?

まず、次の画像から見ていきましょう。

椿の絵の書き方例ー未彩色ー12

どこから書き始めたらいいのでしょうか?

1の花の芯から書きます。

この芯をどの位置にかくかどうかで、花の向きや全体のイメージを決めると良いでしょう。

椿の花の全体的なイメージを決めます。

忘れやすいのは、「言葉を入れるスペース」の部分です。

椿の絵の書き方例ー1

目立つ部分なので、丁寧に書きます。

特に、芯のふくらみ具合は新しい花と、遅れて咲いた花の芯では随分と違います。

2・花びらの書き方はどのように書きますか?

 花びらの枚数は5枚です。これって、大事です。バランスを考えましょう。

花をどの角度から見るかによって、形が違ってきます。

言葉を入れるスペースも考えましょう。

僅かのスペースでいいのか、多い方がいいのかです。

花びらの書く順序は、2から6まで番号を付けましたが、2以外は好みの順番でOKです

花びらの真ん中に「薄い線」を入れる書き方と入れない書き方があります。

写実的に書きたい時に線をいれますが、入れる方向は「芯の側から、外に向かって」入れましょう。

椿の絵の書き方例ー2

3・葉をかきましょう。

書く時の葉の枚数は決まっていません。

空間やバランスを考えることです。

参考の絵の場合、7~10と4枚書きました。

葉の大きさによって、枚数も違うことでしょう。

ここでも、葉の中の「脈」と言われる部分にどの程度の脈を入れるか考えます。

下の絵の場合は、葉に1本の脈です。

にじみのある花びらの絵ですから、あまり細かく書かないタイプです。

椿の絵の書き方例ー3

次の絵の葉脈も1本です。

椿の絵の書き方例ー4

葉脈を多く書くタイプの絵手紙です。

椿の絵の書き方例ー5
椿の絵の書き方例ー6

線の太さ、濃淡、にじみ、かすれを意識して書くのが上級者です。

色々な作品を見てみましょう。

作品の観察は大切です。

失敗したように見えても味がある。そこがいい。

椿の絵の書き方例ー7
椿の絵の書き方例ー8

彩色の仕方によっても、作品の出来栄えが違います。

椿の絵の書き方例ー9

言葉の書き方によっても、絵手紙らしさが違います。

次の作品は、笑顔の少ない人、心を閉ざしがちな人を意識しています。

固いつぼみ、それがその人の心だとします。

優しさ、安心感、穏やかさ、温もり、そうしたものが、その人にとって足りないのです。

色々と人には言いにくいストレス、心痛があるのかもしれません。

相手の人を、冷たい人と偏見を持たないようにしましょう。

椿の絵の書き方例ー10

次の絵手紙と上の絵手紙の言葉は、随分とかけ離れています。

いつも笑顔を絶やさないタイプの人に、「花と笑顔をダブらせる」ことで親密感と信頼を伝えています。

椿の絵の書き方例ー11

追加・線の初めと彩色の方法。

1)線書き。下の画像は面相筆。(細いので便利、少し失敗したら太い線で補う)

追加の椿の書き方ー1

2)線書きのスタート。できれば、花の中心、部分から。

追加の椿の書き方ー2

3)彩色は、全部をベタ塗りしない。

どの程度?7~8割がベスト。

ただし、はなびらの中心ほど陰があるので、濃くする。説明画像。

追加の椿の書き方ー3

濃淡をクレヨンで説明。

4)参考にした画像。

1)との一番の違いは?線の変化が大きいこと。

細い線は細く、太い線はそれなりに太く(強弱の)変化をつけるようにしましょう。

追加の椿の書き方ー4

今回の追加投稿はここまで。

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