絵手紙は自分の心を守る剣である、その訳は。
私たちには誰にでも、人間関係で嫌われたくない、悪く思われたくないという想いがあります。
これは誰にでもある想いです。
絵手紙を書く人は、まずこの恐れや不安を克服しなければなりません。
それで、絵手紙を書き送る相手は、まずは信頼できる親族や友人になります。
良く思われたいので、練習したりします。
中には他人から嫌われることを極端に恐れて、相手の顔色をうかがいながら行動をする人がいます。
練習をいっぱいして、上手になってから送ろうと考え、結局は自分の絵手紙を送れない人が多くいます。
人への恐れ、下手だと思われる恐れ、笑われることへの恐れがあると、どんなことも楽しくありません。
誰でも最初から上手に物事を行なえる人はいません。
絵手紙を書かない人は「自分の心を開くのを恐れている人」「作品の評価が下手と思われるのを恐れている人」です。
つまり、下手や失敗、品格が低いと思われることの恐れをもつ人です。
たとえ、他の分野で自信のあり、権威ある人でもおなじです。
自信のある肩書きを持つ人(例えば大学教授、社長、医師など)の中には絵やイラストが下手な人が多いものです。大学教授でも小説家でも文字を書かせると貧しい家の子供たちよりも「下手な文字」を書いている人がいます。恥ずかしく無いんですね。他に自信をもてるものがあるから、、。
絵手紙は、ある意味で自分を守る武器になる。剣になるのです。
絵手紙を送るということは、その恐れを少し克服している証しです。
他人の目が気になる原因の大きな要因の一つが失敗したら周りから笑われるかもしれないというような思いがあります。失敗をしたとしても笑われるとは限りませんし、人間はだれでも失敗をすることがあります。
周りを気にし始めると本当にやりたいことに対して挑戦できなくなってしまうからです。
恐怖を感じてしまっている場合は危険です。
自己肯定感を高める(自分に自信をもつ)方法
周りを気にし始めると本当にやりたいことに対して挑戦できなくなってしまうからです。
恐怖を大きく感じてしまっている場合は危険です。
どうすれば良いでしょうか。
心理学の専門家も取り上げているように、自己肯定感を持つこと。自信をもつことです。
そのために、たくさんの訓練、学習をする必要はありません。
多く行なわないと自信が持てない、自己満足できないならば、それも問題です。
良い方法は他者貢献で自己肯定感を上げることです。
他の人に思いやりを示す。言葉でも、贈り物ででもいい。
もちろん、思いやりの絵手紙でもいい。
「自分にして欲しいことを、人にもしなさい」という黄金律に一致します。
自己肯定感は、他人を思いやり、励まし、貢献しようとすることで高めることができます。
他人のために自分が貢献しようとしている行為そのものが「私は意味あって生きている」「私は価値あって生きている」という自己肯定感を生みます。
それは自分のことを好きだと思える感情を一気に高めることができます。
絵手紙で自分の個性を理解して強みを知る
人は、自分の個性をもっと活かそうとするとき、人は自然と自分に自信を持ちます。
もし自分の個性を活かせていないと感じているのなら、まずはあなた自身が気づいていない自分を知り、個性を深く知り、よりよい自分を見つけ受け入れましょう。
絵手紙を魅力的に感じる感性を持っていることを誇りに思いましょう。
若い世代の人が、わがままに自分勝手なコメントを書いたり、人を笑いものにするコメントを書いても恥とは思っていません。
良いこと、人の健全な精神を称えるメッセージは少ないです。
ふざけて笑ったり、人をからかって、笑ったりする虐めに近いものがイイねと言う時代です。
絵手紙は、思いやりや健全性の伴ったアート作品です。
自分がもっている個性を活かしているとき自分を好きになり、自己肯定感が高まっていくのです。
絵手紙は人の心を試す「試験用紙」です
あなたの絵手紙を受け取った人、また見てくれた人はどのような反応を示しましたか?
絵手紙の評価をしてくれるでしょう。
実は、その評価の仕方こそ、その人の人間性を測るものです。
何と言いましたか?どんな行動をしてくれましたか?
書いた人の努力(時間をかけた思いやり)、見せてくれたことへの感謝が心から出ているでしょうか?
大抵は、「上手とか、もう少しこうすればいい」と言うかもしれません。
渡す人から見ても、自分の下手な失敗作を渡してみると良いでしょう。
弱い人や、失敗する人、能力が低い人を、その人がどう見ているのかが分かります。
つまり、絵手紙の反応こそ試験なのです。
そして、最後に、あなたからの決定的な試験を出します。
「私が恥を忍んで書いた絵手紙で下手ですが、できれば返信の絵手紙がほしいのですが、、」と。
相手にも書いて欲しいと伝えます。
今言ってくれたことでもいいので、絵手紙に書いて欲しい、と白紙のハガキを渡しましょう。
その反応、言い訳が様々です。楽しくなるほど面白いのです。
その人の本当の姿、批判は得意でも他の人に思いやりを示せない人が浮き彫りになってきます。
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まとめ
1)絵手紙は人への恐れを克服する働きがある。
下手と言われる恐れよりも、書ける喜びや生きている自分を表現できる喜びが上回る。
2)絵手紙を書くのは自分へのほめ言葉。自分を肯定し、自信がつく。
個性的な絵手紙は、自信になり、強みになる。
3)絵手紙を見せる、渡す、郵便やメールで送るのは「試験用紙」のようです。
相手の思いやりを測り、下手や弱い人への評価となり、人間性を測る働きがある。
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