柿の絵手紙の彩色は一様ではない。
柿そのものの種類は100以上あるらしい。形も色も違う。
干し柿用の柿とナマでも甘い柿とも違う。
葉っぱの色も単なる緑は初期の内で、次第に混色し、赤くなる。
この、葉っぱが曲者で、実際の葉っぱを切ってきて、見て書こうとすると、すぐ変色してしまう。
彩色の時の注意点
動画などで、顔彩の色を使う時に、顔彩の入った長方形のケースをパレットや梅皿の代わりに使用している方が見受けられます。やむを得ない場合は例外ですが、できるだけ止めましょう。
色が分かりにくくなったり、顔彩が汚れたりします。正しい使い方にするように気をつけましょう。
今回は、筆記具や彩色方法を変えながら12枚の柿の絵を紹介します。
1.布筆(タオル筆ではありません)気力が満ちたら、絵手紙のかきどきです。
2.墨と線描き筆
3.布筆。上の方には黄色と金色を使用して燃える情熱を表した。
4.墨と線描き筆。熟した色合いを表現。言葉とも関連するように。
5.竹ペン。線が細い。柿は白抜きを少し採用。かすれた感じにした。
6.割り箸ペン。竹ペンより太い線。柿は白抜きを多く6箇所採用。
7.線は、ピグマペン0.5ミリ。
8.線は竹ペン。
9.線は油性マーカー使用。細い線は一部ピグマペン。
10.次の線は、ダーマトグラフ。(鉛筆型のものでクレヨンの書き心地)
あると、とても便利、柔らかい線が書き易い。
11.墨と面相筆。特に葉っぱの色と、形を参考にして下さい。
12.線描きの墨は、青墨を硯ですってかいたもの。やや薄く感じるのが特長。
字も同じ。言葉がいいです。たくさんの干し柿を作ったパワーが伝わる。伊藤玲子さん作品。
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