花も野菜も果物も、モチーフと向き合わないで絵手紙を書こうとしている方が多い。
モチーフと向き合わないのは、噂話で人を評価するのに似ています。
絵画で言えば、贋作ですが、皆さんが騙されて「いい絵ですね」と言っているようなもの。
これが、決定的な違いです。茎(果梗という)の書き方の違い。
茎に見える部分を「かこう」と言います。
その部分をよく観察しましょう。
ここで、写真画像を何枚も紹介するまでもありません。
その部分は、必ず曲がっているべきです。
なぜ、曲がっているべきなのか?
最初は、実のほうが「上向きについていたから」です。
成長して実が重くなり下向きになっていきます。
このことが、正しいのか確かめるのも良いことです。
何よりも、現物、モチーフを見ることが大切です。
その、「かこう」の部分は、人間で言えば「赤ちゃんのへその緒」のようなものです。
ああ、りんごの養分(命)は、ここから入っていって大きく成長したんだなあと。
そのように思ってりんごを見てみましょう。
感慨深いもの、感動さえ感じます。
一方、「りんごの絵手紙」とネットで検索して見て下さい。
りんごの書き方の動画でも、りんごの絵手紙画像でも「偽者」の書き方がなんと多いのか、気が付くはずです。
気をつけて絵を見て判断し、モチーフを良く見て描きましょう。
簡単に省略して書いても「間違った書き方はダメ」です。
上手に写実的に書いても「間違った書き方」は偽者です。
モチーフと、対話しない人の書き方は、モチーフから学ぼうとしない書き方です。
あなたは、そんな面倒なのは嫌ですか?
一番、いい味を味わうには、それを飲み込むのでは味わえません。
噛んで咀嚼して味わうものです。それが、絵手紙なのかもしれません。
話しが変わって、ここで、りんごの絵の構図を説明します。
部分的に大きく書いても、十分にりんごだと分かるのはなぜ?
人間の脳の働きによるものです。ロボットではまだ理解できない部分です。
まずは、全体の構図の絵です。
部分的に折ってみました。これが絵手紙風の絵の書き方です。
さらに、上に上げて、下が見えないようにしてみました。
さらに、斜めに折ってみました。変化のある構図です。
このように、全体を見てから、その特長のある一部を切り取る。
それが、絵手紙風の書き方。構図のとり方です。
参考にして下さい。
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