絵手紙のモチーフとして、トマトを書く方は多い。
初心者にとっても適度な書きやすさがあります。
ところが、いざ書いてみると難しい。
皆さん、同じ構図で、代わり映えしない。
そこで、絵手紙の書き方の「構図の多様性」を解説します。
1.トマトをどの位置に書きますか?書かれていないのはどの部分?
殆どのモチーフは、斜め上から見た構図が多い。
その理由は、全体を現しやすいからです。
トマトの形、大きさ、それぞれ違いがあります。
特に「ヘタの部分」は大きく違います。注意して観察しましょう。
ヘタの豆知識
ヘタの豆知識
ミニトマトのヘタには食中毒の菌が!お弁当ではヘタを外しましょう。
大きいトマトもへたをきれいにカットして取り除きましょう。
トマトのへたは、果実についています。 そして、果実によってへたの形は変わります。 そのへたを見る事で、ついている果実の中の状態を想像する事ができるんです。へたの数が多いと中身も部屋数が多く、ぎっしり入っている。
へたが果実にくっついているものと、跳ね上がった形があります。
「へた」は果実へ養分を運ぶ「きっかけ」作っている。
養分や水分の多い少ないと関係があるということです。
外国では、ヘタを取り除いて販売している所も多いそうです。
スーパーで売られているトマトのヘタは、ほとんどつぶれています。
収穫して間もない頃のもや、保存の良いトマトのへたは元気に立っているのもあります。
ハガキの中のどの位置にトマトを書きますか?
次を見て、比べてみましょう。
トマトのどの部分が書かれていませんか?それを意識しましょう。
5つのパターンを紹介
1)右と左、下も書かれていない構図。
2)左と下が書かれていない。
3)左、下、それに上もかかれていない場合もある。
(この作品では上を無理して入れているので、形が丸くなく書かれている)
4)左だけ書かれていない場合もあります。
5)トマトをほぼ横から見た構図です。大きいので右、左、下が省略。
2.トマトも、多様な形をしています。「へた」をどの位置に書きますか?
下の絵では、へたが真ん中にある。真上から見た構図になる。
3.トマトのでこぼこ、凸凹をどのように表しますか?
実際のトマトは、凸凹が多いものもあり、殆ど無いものもあります。
どの程度、強調したら良いのか、それは個人の好み。
「同じ太さの線で書く」「凸凹を弱い線にして書く」どちらかです。
点線の部分のことです。
1)凹凸を少し細い線で書く場合。
分かり易くするため、点線にしてあるだけです。
点線を書くのではありません。
注意点、左下の部分を慎重に書きましょう。意外に大切です。
注意点2)へたを大きすぎて書かないように。
実際に凸凹部分を、細い線で書いたもの。割り箸ペン使用。
ここでは、線の太さが3種あります。
書き方1)主要な線でトマトの外側を書き、次に細い細い線でへたを書いた。
書き方2)もっと細い線で、凸凹線を書いた例。
書き方3)下の画像では、凸凹線を、普通の太い線で表しています。
1箇所だけ細い線を加えました。
4.構図のとり方、まとめ。
絵手紙の構図のとり方で考えること4つの点に注意しましょう
1)どの場所から見るかどうかで、上から、斜め上から、横からですか?
2)構図としてどこを省略し、書かないようにしますか?
3)へたの位置、大きさは適度ですか?
4)トマトの凹凸部分は、太い線ですか、細い線ですか?
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