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あなたは、次にどんなスキルアップを目指していますか?

絵手紙を書くのに慣れてくると、さらなるスキルアップの目標を見失うことがあります。新型コロナの影響で「絵手紙教室を中止」したり、交流や接触を避けている場合は特にその傾向があります。

1.歩かないと退化するという。絵手紙は書かないと退化しますか?

絵手紙愛好者の皆さん、絵手紙の書き方の技術は、たくさん学んで、書いてこられたと思います。

絵手紙の書き方は、「自由、自分流、型にはまらない」というから、際限なく個性的な書き方が創意工夫されて広がっています。

筆記道具、墨の使い方、言葉の選び方にも多様さがあって楽しいと感じてきたでしょう。

書くためのモチーフは、花や野菜、果物、魚、生物などと広げて書いてきたことでしょう。

絵手紙の魅力はたくさんあって、終わりはありません。

しかし、自分の好きなことばかりに偏っていませんか?

偏食せず、次の新しい調理方法に挑んでいますか?

このページでは、スキルアップのための個人的な見方を紹介しています。

2.新しい題材(モチーフ)を探していますか?

あなたにとって、新しい題材(モチーフ)とは、何でしょうか?

自分の好きな題材を自由に書くことは楽しいことです。

ですが、「絵手紙を受け取る人の心(気持ち)を優先させて書いておられますか?

絵手紙を多く書いても、受け取る人が50人、100人以上と、多くおられる人は殆どいません。

相手は、絵手紙の教室の仲間や、交流会の仲間など絵手紙を書いている人です。

見知らぬ人、絵手紙を書いたことの無い人の送る機会は「絵手紙ボランテイア」ぐらいでしょう。

絵手紙を書いたことの無い「一般の人、見知らぬ人たち」の心、希望を聞いたことがありますか?

心の中で、実に多様な希望、願い、ストレス、不満、苦痛を経験しています。

新しいモチーフとして「人物、人の心、人の動き、人の感情」を書くのはどうでしょうか?

人物は書いていますか?事件やニュースなども書いていますか?

そこで働く人、不安やストレスの多い中でがんばっている人がいます。

そういう人に「がんばらないで」と書きますか?

弱い立場の人のこと、災害で被害に会った人のことを考えて書こうとしましたか?

目の前にある題材(静止画のようなもの)を書くことから離れ、目の前には無いものを書くことはありますか?

友人との信頼関係を強める絵手紙を書いていますか?

絵手紙は相手に「温かい思いやり」を絵手紙で届けるもの。そう思って書いていますか?

3.絵手紙は何を書いても自由です。しかし、社会的な見えない責務がある。

ネットで、いじめにあって自殺した人がいる。

乱暴な言い方をした人として「批判し責めた」ようです。

そうネットで書いたのは個人の自由かもしれませんが、社会的な責任があります。

 絵手紙は、相手に送ったものであれば残りますし責任もあります。

絵手紙を受け取った人から、10年以上も経過したのに、電話がありました。

その絵手紙が残っているだけでなく、大きな働きをしたので、書かれて言葉も覚えてくれていました。

長い年月、経過しても廃れない絵手紙を書く、ということを意識しましょう。

絵手紙は小さな種のようです。すぐに消える種でしょうか?

それとも、相手の人や周りの人の心に入り、行動させるものでしょうか?

受け取った人が、今までは描かなかった人が、絵手紙を書くようになったら成功です。

絵手紙を「宣伝しましょう」。書く人を増やすことも大切です。

絵手紙を書く、その後継者を増やす活動をしましょう。

次に、周りの人の道徳心や自尊心を良いものにしていく責任もあります。

絵を書くのは自由だからといって、不健全な刺激のある絵は責任を果たしていません。

4.世代の違う人、異性の人、様々な職業の人に届ける絵手紙を書きましょう。

絵手紙を描く人同士の交流がある人は、共通の話題に困ることはありません。

絵手紙は多くの場合、女性がほとんどです。若い世代には広がっていません。

そのため、女性特有の話題、仲間意識となりがちです。

男性や夫の良い点を認め合うことは少なく、できない事や失敗をけなします。

絵手紙人は、どんな相手、どんな物事も「良い点を大きく褒めあう」認め合うものでなければなりません。

それが、大きく書くことの「本当の意味」だと思います。

あらゆる人に「良い影響を与えよう」と考えて生活すると、小さな子供から字を読むのが苦手な高齢者にまで絵手紙を渡すことができます。

人が集まる場所なら、どこでも、どんな人にでも声をかけて「即興で絵手紙を書いて渡す」活動を一人でやったことがあります。

スーパーでも、こどもを抱いているお母さんには「赤ちゃんの顔と言葉を書いて」渡します。喜んで受け取ってもらえます。

大きな駐車場では、ダンプカーの運転手にも、仕事で移動しているらしい人にも渡します。

人出の多いイベントやフリーマーケットにはかなりの回数出店しました。

人が多いと美術に詳しい人や絵の上手な人、プロの書き手さん、似顔絵師に会います。

中には、県外で絵手紙教室をやっている人、絵手紙コンクールを計画している人にも会えました。

恥を捨てるという「自己犠牲」を払うと、良い人にたくさん会えます。

犠牲(自己犠牲)を伴わない愛や親切は、本物とは言えない

5.一般の人から、たくさん学ぶことができる。その柔らかな心をもちましょう。

絵手紙を少し上手に書くだけで、自慢する講師もおられます。

自慢する心は、美しいとは思えません。

どんな人にも(年下、好みでない服装、しゃべり方、貧相な印象の人)敬意を払っていますか?普通?

数百万と花の種類があります。豪華な花もあれば、目立たない小さな花も個性があり、魅力があります。人間もその花のようなものです。

絵手紙以外のことでは、相手の人からたくさん学べます。

中年の女性たちは「上品さ、かわいらしさ」が大好きです。

服を見ても、私に似合う?どう?可愛く見える?と殆どの人が聞きます。

優しさや上品さ、可愛らしいというものは「曖昧で、いい加減、自由な判断」です。

絵手紙と同じように、そこに「思いやり、自己犠牲の精神、断固として譲らない芯の強さ」などの際立った「良い特質」が複合的にかみ合っているものだと思います。

絵手紙には、その人の生き方、人間性が表われてくるものです。

絵を書くのと同じように自分の人間性を高める努力をしましょう。

高齢になると、他の人の良い特質を学んで取り入れる気持ちそのもが退化してきます。

精神的な若さを保って、「自分以外の」あらゆる人を喜ばせる絵手紙を書き、渡していきましょう。

6.災害弱者、ストレスを抱える人を励ます絵手紙を書く意識を持とう。

自分も弱いのに、災害弱者やストレスを抱える人を励まそうとして活動してみました。

例えば東日本大震災のとき、避難所にいた人たちは精神的に弱まっていたので、「絵手紙を大量に届けた時、我先にと食べ物を手にするかのようにして絵手紙を受け取りました。

しかし、少し落ち着くと「自分が受け取るばかりではつまらない」と感じるようになります。当然です。

たとえば、ボランテイアの人に、その場で何か感謝のお礼を差し上げたいと思うのです。感謝をぜひ伝えたいのです。

いただく側ではなく「差し上げたい」と考えているのが分かります。

ボランテイアに渡すための絵手紙が必要なんだなと分かりました。

自分の名前だけ書けばいいように、出来上がった絵手紙、プリントされた絵手紙でも「十分に良い働きをする」ということが分かりました。

人の気持ちに寄り添う絵手紙の追求に終わりはありません。

当然のことですが、ヘタな絵手紙かどうかは全く問題ありません。

その場に、必要な人たちに届けることも大切です。

絵手紙は手で書きますが、足で動いて渡すことの方が活きた絵手紙となると思います。

まとめ

絵手紙は人に届けてこそ意味がある。人の心に良い刺激を与えてこそ価値がある。

自分を喜ばせる絵手紙から、他の人を喜ばせる絵手紙にスキルアップしましょう。

見知らぬ人、立場や年代の違う人、励ましや心の癒しを必要な人にに向けて書こう。

書いて、届けてこそ種がまかれる。

時の嵐に耐えるような絵手紙を、書いて届けてこそ「絵手紙が活きる」。

あなたの絵手紙は生きていますか?

あなたの絵手紙に「生きて、生きて」と叫ぶような応援をしたい。

絵手紙をスキルアップさせて、厳しい現代のともし火となりますように。

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