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子供の絵手紙・親はどのように教えたらいいでしょうか?

親は、子どものために調べたことを、自由に活かしましょう。

制限も指針もありません。

基本を伝えるだけで十分です。

絵手紙とはどんなもの?基本的な説明。

絵手紙とはどんなもの ?1

1)絵手紙は、絵と言葉を書いた葉書(はがき)です。人に送ったり見せたりします。 

2)絵手紙(えてがみ)には、正確な境界がありません。

3)絵手紙には絵が書かれているので「絵画」のようなものと思われている大人も多くおられます。似ていますが「手紙の一種」です。

(補足説明)絵手紙の理解の仕方が誤解される傾向にあります。絵のコンクールや展示会はあっても当然ですが、近年は多くのところで「絵手紙コンクール」が開かれています。ネット上も、絵の一種という捉え方がなされ、かなり普及しています。
 絵手紙の理解の仕方によって、絵手紙を教える側にも違いがあります。
1.小学校の図画工作の中の絵の書き方 2.手紙として、言葉の使い方  3.交流や気持ちの表現として道徳の要素 などがあります。

絵手紙とはどんなもの? 2

ハガキに絵を書いて、そこに短いことばを書いたもの

子どもたちには、「絵と言葉を書いたもの」「ハガキに書く絵日記」と言っています。

実際は現物の絵手紙を見せるのが一番効果的です。

どんな見本の絵手紙を見せるかが難題です。

子供たちはすぐに見本の真似をしてしまいます。できるだけヘタな見本を出しましょう。

絵手紙とはどんなもの ?3

絵手紙は、自分の気持ちや考えを書くもので、人と同じにならないこと。
人と比べないことを伝えましょう。

どのように説明しますか?

私の個人的な説明  人の顔や体の形が皆違っています。違っていても、鼻は真ん中にあるし、目は2つ、耳も2つです。皆さんの顔形が全部同じだったら、どう思いますか?
皆が別々で良かったと思うでしょう。絵手紙の場合も、みんな違っていい。皆が魅力があるんですよ。

絵手紙は、本来はハガキに書きます。しかし、。

本来はハガキに書きます。しかし、小さいと書きにくいので大きい紙に書きましょう。

小学校低学年は、ハガキではなく、画用紙で代用しよう。

実際に小さいハガキに書くのは、難しいのでストレスを与えます。

大きな紙だと、ノビノビと書けます。

練習用は、出来れば書道の半紙を二つ折りにしたもの(半分)が書きやすい。

慣れたら、にじみのある「絵手紙用の葉書」でもかまいません。



 

小学生の絵手紙の書き方・準備編

1)小学生の絵手紙を書く目的

相手を思いやる気持ちを絵と言葉で表現する。

自分のことを絵日記のように書く方法がある。

絵を書く発達過程に個人差があるので同じように書かなくても良い。

2)絵手紙の道具 筆について。 

低学年は、毛筆よりも他の筆記具を使う。濃い鉛筆(2B~4B)か、または油性マーカーを使う。

3)彩色する道具は学校の教材、水彩絵の具を使う。絵の具と筆、パレット。

 顔彩は使わない方が良い理由。高価であって、水彩絵の具よりも混色が作りにくい。

4)画材の準備。画材はその季節に手に入りやすいものが望ましい。

例として、トマト、リンゴ、イチゴなど。

書きたいものを持参させる方法でも良い。期待感、イメージしやすい。

5)ハガキとしてどんなものを使いますか?市販ハガキか、手作りハガキですか?

 水採用画用紙をハガキの大きさにカットして使うと良い。 画仙ハガキは高学年向き。

書道に使う半紙は絵を書く練習にも使えるので余分に準備してほしい。

6)その他の用具の準備。

水入れ(筆洗い)は、紙コップが安上がり。絵の具セットの中に筆洗い道具があれば、それを使う。

水を追加するための入れ物。水を入れたペットボトル。

汚れた水をいれるバケツ。書道用の半紙。古い新聞紙、汚れたゴミ入れの袋。などの準備

7)書くための用具の準備。下記に説明。

書くための用具の準備と用具の置き方

順番どおりに机に置くとよい。

1)古い新聞紙 2)二つ折りにした半紙 3)はがき 4)濃い鉛筆 5)油性マーカー 

6)彩色の筆(複数あると便利) 7)水彩絵の具 8)パレット(色を混ぜるときに使う)

9)折ったテッシュペーパー3~5枚。 色を確かめたり水分を落とすのに使います。

10)絵の題材、または手本のコピー

11)水入れ、紙コップでもいい。

水を入れるのは、ほかの用具類をすべて置き終わってからにしましょう。

水をこぼす危険を防ぐためです。


用具の置き方例

子供のえてがみ用具の置き方

書き方のお話

1)実際の時間の構成を決めておきましょう。

2)絵手紙の書き方の説明。( 低学年向きに説明 )

1.絵手紙ってなあに?   絵と言葉の書かれた手紙です。ハガキに書きます。
 郵便で送ったり、渡したりします。

2.どんな道具を使うのかな? 
道具の説明はとても大切です。
詳しい説明は他の記事を参考にして下さい。
1学年と2学年では水彩絵の具の代わりに「クレヨン」を使うと書き易いものです。

ハガキに筆、マーカー、サインペンなどで絵や言葉をかきます。
絵の具、色を塗る筆、パレット、水入れ、テッシュ、半紙。    

3.だれに書こうかな?   

家族(父さん、母さん、兄弟姉妹、おばあさん、おじいさん)
ともだち(同級生、先生、近所の人,しんせきの人など)
決まったら、私は~に書きますと、声を出してみましょう。

4.どんな事をかこうかな?考えてみましょう。(ヒント)
誰かにありがとうを伝えたい、親切にされてうれしかったこと。
誰かと一緒に何かを楽しんだこと。自分が驚いたこと。
遊んだこと、運動したこと、おどろいたこと、誰かに知らせたいこと。

5.絵はどのように書くの?
絵手紙は「ヘタでいい」(そっくりに書かなくてもいい)
絵手紙では絵を大きく書くことが大事です。
相手に自分の気持ちを伝えるには大きく書いたほうがいいからです。
ハガキからはみだすほど大きく書くと、相手によく伝わります。
よ~く見て、小さいところから書きましょう。

ここで、実際に大きく書いたものを見せる。(大きな画用紙に書いたのを見せる)

ハガキの大きさの絵のカラーコピー。

6.色はどのようにぬればいいのかな?
 ぜんぶにぬらない方がいい。大体、ぬられていればいい。
ぬりたい色をさがして、パレットでたしかめ、テッシュでもたしかめよう。
うすい色からぬって、少しづつこい色をぬっていきましょう。
7.ことばはどのように、書くのかな?
絵手紙はじぶんの気持ちを書くもの。人のマネをするよりもいいんだよ。
まず、あいての喜ぶかおをかんがえる。じぶんのやってきたことをおもいだす。
なるべく、短いことばでかく。
          

8.書いたら、なまえのサインを書く。
 ハンコのかわりに、赤い丸や赤い四角の、中に名前を書かせたほうがいい。
名前の1文字をひらがなで書く。

3)みんなで、どんなものが書けたのか、お友だちのものを見てみましょう。
 とくに、良いと思ったところをさがして、見つけた人から発表してください。
        










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