絵を書くことはストレス解消になる。
気分を軽くする、ストレス解消になる絵手紙を書こう。
そういう書き方が、良い書き方です。
自分がほめられたいと思って上手に書こうとすると、上手く書けなくて気落ちしやすい。
まず、自分の心を吐き出すような、絵と言葉を書いてみよう。
そのように絵を書くことは、心理学的にも大きな働きをするとして知られています。
世界中の人が、絵を書くことの心の浄化作用を理解しているのです。
絵の心理学(アートセラピー)から学ぶ
心理学では心を浄化させる原則があります。
その1つは、言葉の働きで、思っていることを声を出して話すこと。
もう1つは、絵を書いて表すことです。
心理学でいうカタルシスとは
涙を流して泣くと、なんだかスッキリしたことがありませんか?
このような効果のことをカタルシス効果といいます。
元々は浄化や排泄を意味する医学用語です。
現在では、ストレス解消法の一種として知られています。
心理治療にも使われています。
溜まった悪感情を吐き出すことで良くなることです。
特にカウンセラーや医師に話を聞いてもらうと効果が高くなります。
注意すべき点は、「攻撃的な行動で発散させようとすると、逆効果になる」こと。
却って逆に「火に油を注ぐこと」になります。
話すだけではない、書くという方法でも浄化効果がある。
殆どのカウンセラーは、話を聞くという方法ですが、書くという方法も取り入れている。
戦争のある国の子供たちに「自由に絵を書いていい」と言うと、戦車や軍用機、銃などが描かれ、家やビルを破壊している絵が描かれます。
そうであっても、書くという行為で精神的なストレスは少なくなり浄化されます。
この方法は、絵を書くという「発散方法」が心理的な良い効果を生むことを明らかにしています。
代理的な発散方法ですね。
ところで、NHKの「チコちゃんに叱られる」という人気番組でも、この手法が使われているのをご存知ですか?
「ボーっと生きてんじゃねーよ」という、あの名場面もその1つです。
心理学から学ぶ、もう1つの法則。
カール・ロジャーズ の心理学によると、2・7・1の法則があるという。
自分の意見に、無関心、ある程度共感する人、反対し批判する人の割合だと理解しよう。
つまり、全ての人に理解され共感されることはない、ということ。
これは、絵手紙の絵でも言えます。言葉でも当てはまります。
すべての人が「上手な良い絵だ」という訳ではないのですね。
ある程度共感するという、7割の人から良い評価を得る、これが限度です。
そのように考えると、気分が軽くなりますね。
絵手紙の場合、自分だけがストレス解消しても、それだけで良いわけではありません。
相手もストレス解消や喜びがなければなりません。
ここが、ポイントです。
相手の人に役立つ言葉、ほめる言葉、良い点に感謝、見習いたい言葉を添えましょう。
バランスを考えると、自分の喜び7、相手の喜び3でもいいんです。
私はその方針で書いています。
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