絵手紙の絵を書く時には、設計図や下絵を書いておくと書き易い。
絵手紙の絵を書くのに慣れてくると、頭の中で絵が出来ている。
実際に、絵の上手な人、画家は無意識の内に「頭の中で設計図を作り、それに沿って書いています。
そうであれば、私たちは、なおさら構図や書き方の設計図を考えてから、書き始めたい。
特に、割り箸ペンで書く時の場合は、書く前にの設計図があると良い。
理由は、最初の大きな墨の塊が、思いがけないところに落ちないようにするためです。
この絵の中に、墨が多く書かれているところがあります。
書き始めのところ(例として、下の部分)は、意識してそこに墨を多く落としました。
できるだけ、線の途中では「継ぎ足しをしない」で書きます。
角のところなど、濃く書いても良いと思ったところで、「墨の注ぎ足し」をして、書き始めます。
次の絵も割り箸ペンで、半切りのキャベツです。
割り箸ペンの細いものを使っています。
ここでも、同じように、墨を多く落としているところを見て下さい。
注意して見ないと分かりにくいかもしれません。
彩色はまだ未完成ですが、普通の筆では表しにくい線が書けていると思います。
今回は以上ですが、
自分で設計したように大体は書けています。
ぜひ、絵を書き始める前に、頭の中でイメージ(設計図)をハッキリさせてから書きましょう。