私が小学校に呼ばれて、4年生の子供たちとその父兄たちと「絵手紙教室」の授業を行いました。その時の私の話のメモを紹介します。
「皆、宝物を持っているんだよ」の話。」
もしも、この手が動かなかったら、どんなにたいいへんだろう。
もしも、目が見えなかったら壁にぶつかったり、何かにつまづいてバッタリ倒れるでしょう。足が動かなかったら、トイレにいくのに時間がかかって、もらしてしまうだろうな。耳が聞こえないなら、車の音が近づいているのも分からない。お父さんや、お母さんの声も聞こえないんだよ。
わたしには、ボクには手がある。腕も指も動かせる。
それは、宝物。私の目はものが見えるよ。それは宝物。
私の足は動くよ。走ったりもできる。それは宝物。
手がない人がいる。目が見えない人がいる。足がない人もいる。耳が聞こえない人がいる。声を出せない人がいる。そういう人が一杯いるんだよ。
私たちは宝物を持っているんだよ。いっぱい、いっぱい持っているんだよ。
お父さんやお母さん、お友達も宝物。
宝物は、汚いところに置くとさびてしまう。磨かないと光らないよ。
手という宝物で人をなぐってはいけないよ。よい事につかおう。
今日は、宝物の手と目と、耳を使って絵手紙を書きましょう。
大体、こういう話をして、スタート。
スタートから、子どもたちと親の心を捉えたようです。
その後の、授業も楽しかった。
子ども以上に、お母さんたちが夢中で書いていました。
母さんたちが一番楽しかったかも。
後日、生徒一人ひとりに絵手紙を書いて送りました。
一人ひとりから、手紙が届きました。
お母さんたちからもお礼の手紙をいただきました。
絵手紙を書いていると、感謝の手紙を受け取る機会が増えます。
これは、私の方の「宝物」になっています。
こういう、文章だけの記事は人気がないようですが
努力して読むと、さわやかさを感じてもらえます。
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