鉛筆は一番手軽な筆記用具です。誰でも使ったことがあり、持っています。
その鉛筆で、白黒写真のような絵を書く人もいます。
マンガやイラストも鉛筆画が多いわけですが、今回は絵手紙です。
絵手紙で、鉛筆の書きやすさ、手軽さを活かすには。
1)鉛筆の濃さを知ろう。HB~2B~4B~6B
これは、芯の硬さ(かたさ)による区別です。
柔らかい芯の4B~6Bを使うと、滑らかに書ける良い点があります。
なめらかな、曲線のものを描いてみましょう。
2)書く紙、ハガキとの相性
(一般には画用紙が多い)ハガキににじみが出にくいハガキの方が書き易い。
線を書く時には、画用紙や官製はがきのような(水をはじく)タイプが書き易い。
ところが、色を塗るのには、水分をはじくので、塗りにくい。
両方とも良い訳ではない。
そのため、絵手紙では、にじみがあるハガキが良さそうです。(色を塗り易いから)
風景画、花、果物の題材で、鉛筆を使い分けている人もいます。
一番なのは「線を細く書くか、太く書くか」「滑らかさを書くか、凹凸や変化を書くのか」ということ。
にじむハガキに、消しゴムは使えません。使いたい人は、ハガキを変えましょう。
にじむハガキ、画仙ハガキで鉛筆で絵を書いて、少しはみ出た所を消しゴムで、、
消そうとすると、紙がはがれてしまいます。
一番の注意すべきところは、「消しゴムを使わない」ことです。
修正液やシールでも、きれいに直せないことがあります。
どうしても、消したい(一度で間違いなく書けない)時には、初めから「消し易い水分をはじくハガキ」を使いましょう。
鉛筆書きで失敗しないコツは、設計図を書いてから書くことです。
エツ?設計図?と思うかもしれません。
絵手紙を書くコツでもあり、絵を書くコツでもあるのです。
絵を書き慣れてくると、「すでに何をどう書くのか頭の中に設計図がある」のです。
頭の中に設計図が書けない人は、紙の上で設計図を書きましょう。
下絵、下書きの絵ではありません。
設計図を見て本番の絵を鉛筆で書きます。
その上で、鉛筆の芯は「短く丸く」すると、筆圧をかけ易い。濃く書ける。
「長く細いと折れ易い」その画像。
言葉は、鉛筆よりも濃くハッキリと書く。筆ペンやマーカーがお勧め。
絵手紙の場合、鉛筆で絵を線描きして、言葉も鉛筆で書くと「薄い絵と文字」になります。
体裁として、良いとはいえません。
できれば、メリハリを付けて、筆ペンやマーカーで文字を書きましょう。
鉛筆の使い方、真っすぐの線、平行線、曲線など工夫をしましょう。
1)鉛筆は、なぞり書きし易い。鉛筆の片側に他の鉛筆を当てて、そのまま横に線を引く。
2)2本の鉛筆を、同時に持って、直線を書くと、平行線が書けます。
3)2本の鉛筆を持って平行の曲線も書けます。挑戦して下さい。
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