絵手紙の墨にもいろいろあります。
絵手紙の墨はこれですと決まっていません。
墨の種類も墨の魅力も多くあります。
大きく分けると、3つでしょう。
1)墨汁タイプ
2)硯(すずり)と固形の墨
3)墨汁の濃縮タイプ
墨汁タイプのものを初めにと人に勧めながら、百円ショップで買って使ってみて、ひどい目にあいました。
なぜ?墨の質が悪いだけではなく、量が多くなかなか減らなくて困ったものです。
しっかりした墨汁タイプのものを初めに使いました。
種類も、「青墨」タイプです。
御承知のように、黒い墨とは少し違っています。
薄い墨色に感じます。この方が、いい味が出ると思いました。
日本絵手紙協会の指導者養成講座に参加した時も
このタイプ、つまり青墨が主流でした。
(2)次に紹介するのは、硯(すずり)を使った固形タイプの墨です。
硯(すずり)と墨(すみ)で擦(す)って使います。
昔から使われてきたものです。
これが、意外といいのです。
節約にもなりますが、好みの濃さの墨が作りやすいのです。
さらに言えば、墨の香りと、墨を擦る僅かの時間が調和して
とてもリラックスできます。
書く前の、気持ちを整えるにもいいですね。
こちらが本格的なタイプで、擦る加減で濃くなったり薄くなったり
多用に使えるので、絵手紙のモチーフに合わせられます。
意外と簡単に擦れるし、墨のよさを発揮できます。
(3)濃縮液タイプの墨液。
上の(1)の濃縮、青墨の濃縮と、他の墨の濃縮があります。
濃縮タイプは便利です。
硯も不要で、持ち歩きに便利です。
慣れてくると、こちらがいいという方もおられます。
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