画像の説明。宇宙飛行士が船外活動している写真。
背後には、生命が満ちる地球がある。
その地球は、膨大な速さで動き、変化しているだけでなく、多くの命に満ちている。
しかも、自分と同じ人間、仲間がいる。
立花 隆氏の著書「宇宙からの帰還」の中で、多くの迂通飛行士が宇宙空間の体験のことを書いている。
それは、宇宙船外に出て、作業する時の心の様子である。
自分を取り巻くのは、漆黒の世世界である。
唯一、目にできるのは、輝く地球である。
地球を目撃した時、地球そのものが、生きた生命体として認識できたという。
もちろん、地球に多くの生命体があり、多くの人間が生存していることは百も承知である。
宇宙飛行士は地球から少しの距離飛び立っただけなのに、振り返って地球を見ると、
「母なる地球」が見え、その美しさがどれほど美しいのか大きな感動を覚えたという。
何故、孤独を感じるるのでしょうか?人はそのように造られた?
周りに多くの人がいる中でも孤独を感じることがある。
なぜでしょうか?自分のことを理解してくれる共感者がほしいと感じるのは、
人がそのように造られたというのが理由のようです。
現代は他者とつながる手段がたくさんあるので、孤独感を感じる機会は少ないでしょう。
このことから、自分の周りに「理解者」がいないと、孤独を感じるのです。
2千億光年の宇宙の中で、地球は小さな存在ですから、孤独感を感じると思うのも無理はありません。
80億人の人間の中で、自分を理解してくれる人が一人でもいれば、孤独はあまり感じません。
理解者を愛し、平安な気持ちと深いつながりがあれば、傍にいなくても寂しさは感じません。
この理解者や共感者が、いるかいないかで、孤独感は大きく変わります。
その人たちと非常に良い関係、愛情にあふれ、信頼し合う関係があれば、幸福感を感じます。
孤独感を感じるかどうかは、宇宙の大きさとあまり関係ありません。
むしろ、理解者や愛情を共有し、信頼し合う仲間がいるかどうかです。
幸福感を感じて生きているかどうかが大切です。
他者と心を交流し、つながることを楽しめるかどうかで孤独感は解消されます。
絵手紙交流は、少しだけ、そのことに貢献します。
感動する人、感動しない人の違い。共感する人。
美しいものを見て、感動したことがありますか?
高い山に登って、眼下の風景を見ることも、その一つかもしれません。
今では、ネットで、満天の星や宇宙を映像で見ることができます。
世界中の美しい風景も映像で見ることが出来ます。
肉眼で見るにしろ、映像で見るにしても、言い知れぬ感動を感じるものです。
しかし、たとえ知能指数が高くても、感動を感じない人々も多くおられます。
この、感動するという能力が「人間として大切な能力」なのです。
これは、絵手紙にも通じるものです。
花を見ても、「造花と似たもの」と変わらない捉え方をする人が女性でも、多くいます。
花が生きていること、生命の美しさ、不思議、神秘性、水を吸収し、良い香りを放つ不思議さ、
それらに感動を覚える人と、単なる花としか捉えられない人がいます。
人間と動物の違いを考える時に、一番の違いは何だろうか?
人間の赤ちゃんを、自分の子どものように接する犬や猫などの動物もいます。
他の哺乳動物でも、小さい子供を守ることで知られていますが、大きく
成長すると、今度は敵とみなし、餌を奪い合います。
人間はどうでしょうか?
動物と確かに似たようなタイプの人もいますが、共に生きる温かい心を持った生命体です。
愛や信頼、敬意、という高い道徳レベルで結び付き共に生き続けてきました。
他の生命形態とは異なる、相手を思いやる高度な倫理観を持つ最高傑作が人間であると言えます。
心の中枢に他の人の気持ちを理解することや、相手の痛みや苦しみを自分のものとして捉える心が
しっかり根づいています。
絵手紙を書こうとする人は、基本的にこの「思いやりや愛や、信頼、敬意の人間性」が高い人たちである。
なぜ、そういえるのか、絵手紙創始者の小池邦夫しの言葉を紹介します。
創造神が創った大自然を手本として、交歓しなさい。
その小池氏の言葉を以下に転載します。
絵手紙に先生はいません。絵画や書道のように見本や手本もありません。
人間が作ったものなど知れています。人工のものは力不足です。
絵手紙は手本があって、それをまねるということはしません。
野にあるもの、天然にあるものが唯一の手本です。
自然こそ、命を生き生きと伝えます。感動を与えます。
感動こそ、絵手紙を書かせます。
人間も同じ自然の一員。一生命体。
日々刻々と姿を変え、朽ちてもなお生き続ける花や葉や根。
見えないものをも見せてくれる。感じさせてくれる自然という力。
そのいのちと自分の命を重ね、交歓しあうこと。
その語らいこそ、大きな感動と教えをいただきます。
生きているものこそが、私たちの体を直にゆさぶります。心にひびきます。
自然への感動こそ、生きた言葉を生みます。
人に感動を与える力のある、生きた絵手紙をかかせます。
人間も同じ自然の一員。一生命体
自分の生命と創造神の作った生命あるものと、交歓しあうこととは?
画像の説明。 馬と子ども。子供が馬の顔に手を置いて撫でている。
信頼関係を表す、美しい光景です。
その心の語らいとは、祈りにも似たもので、見えないものを見ようとする語らいのようです。
自然のいのちと自分の命を重ねるという。それが交歓(互いに楽しむ)しあうこと。
花を見ても、まるで創造神の贈り物を手に取って眺めて喜ぶ子供のような感受性がある。
生きた花のみずみずしさ、花の香り、姿かたち、花の歴史、地中の根も想像し、語らい続ける。
一日中語らい続けても、まだ足りない。花の贈り主、創造神の心まで捉えようとして、祈りで質問したであろう。
創造神の思いやりの心を感じ取るまで、語らいを止めなかっただろう。
絵手紙を見れば絵手紙を書いた人の心が分かり、その思いやりの深さ強さも分かるものです。
小池氏は、花の贈り主、創造神の思いやりの心が分かるだけではなかったはずです。
花という命あるものを造ってくれた創造神のことを考えたことでしょう。
つまり、地球を想像した時から、花を造り始め、多くの年月をかけて、生きた小池氏に合わせてくれたことに気がついて、感動し、感謝したに違いありません。
生きている者同士の、認め合い、思いやりの示し合いが絵手紙。
画像の説明。警戒心の強いスズメは、人に慣れにくい。その鳥が、人を信頼し安心している。
なぜ?どのように警戒心が解かれ、しかも信頼しているのでしょうか?
私は、人をそのように信頼できるだろうか?信頼という美しいものを表してみた。
さて、花を見て、、創造神のこと、宇宙のことを考える。
地球を造る時から、花との出会いを喜ぶ人間を意識し、目的にしていたとすれば、どうでしょう。
地球の極めて特異な好条件で、人間も花も生き続けてきた。
地球はまた、月や太陽や沢山の太陽系の惑星、衛星があってできています。
今も秩序正しく高速道路を走るかのように、惑星たちは動いています。
そうです。2千億光年のかなたから、地球までの長い、長い旅を経て、光が進みました。
そして、膨大な大きな宇宙の片隅の地球に「多くの生命体」を作ってくれました。
生命体が、人間同士が、認め合い、思いやりを示し合うなら、孤独ではありません。
喜びや思いやりを交換し合うなら、孤独ではなく「幸福」です。
絵手紙を書き、分け与え合うなら、数倍の人間性の喜びです。
小さな生きている人間同士です。これを書いている私も、生きている人間、生命体です。
これを読んで下さっているあなたも、まさに生きている人間。
それなりの苦難を持ちながらも、心の幸福感を大きくさせようとしている人間同士です。
仲良く、がんばりましょう。
オマケ。 老いた妻に感謝の絵手紙、の紹介です。分かるかな。