書き方に決定的な決まりはありません。
構図も彩色も言葉も、各自の自由でかまいません。
味のある、変化に富んだもの、個性的なものは際限がありません。
ここでは投稿者が失敗しながら学んだことをお伝えします。
1.はじめは、完成の絵手紙をイメージすることから。
実際には、ここでモチーフの画像を紹介すべきです。今回は、省略。
我が家にあったカボチャの画像。いつの間にか妻が調理済みだった。
これは、スーパーのカボチャ。買わないで写真だけです。ゴメンナサイ。
次のような構図のかぼちゃをイメージしました。
本来は、頭の中でイメージするといいのですが、今回は半紙に書きました。
そして、できるだけ、これ以上省略したら「形が分からなくなるまで大きく書く」こと。
その、大きい部分、カットしてみた部分が赤い枠です。
イメージ出来ましたか?
2.墨で線を書く。
書く順序の原則は、(部分的なところ)から、次に(全体的に書く)です。
以下は個人的な解釈の書き方の例です。
書き始めは、左上の茎の部分(小さい丸)から。
分かりにくいかもしれません。後で書き直しします。
書いた画像
種の部分、中の部分は細かく観察して、ただの丸ではなく、変化を加えながら書きましょう。
3.彩色の順序。
輪郭が書けたら、今度は彩色です。
まずは、薄い色から塗りましょう。そのときに、一度色を確かめます。
ハガキで確かめるのではなく、テッシュペーパーで十分です。
1)かぼちゃの実の部分、薄い黄色を塗る。
2)その上に、濃い黄色(顔彩のあかだいだい色・赤橙)を塗る。
3)全面を同じにしないで塗る。次に種のある中身も少しづつ塗る。
中のほうが、実よりも濃い色のものもあれば、薄いものもあります。よく観察する。
多少、食べる実の部分と種のある部分は、同じにしないで、変えたほうがいいでしょう。
4)左上の、茎部分を先に塗る。
次に、かぼちゃの表面に黄土色を所々に塗る。
これは、かぼちゃが熟した時に出る色です。地面に接した部分でもある。
5)最後に、表面を青磁という色(にごった緑)を塗る。
この時に、注意点として、かぼちゃの現物の色に合わせようとすると、にごり過ぎて汚くなることがあります。
ここでも、薄い色を塗ってから、次に濃い色を部分的に重ねて塗りましょう。
できるだけ、明るくした方がいい。白を少し加えるか、工夫して下みましょう。
私の場合、次の画像が彩色の完了のものです。
4.次は言葉を入れる。最後に押印するで完成です。
言葉の入れ方の例は省略させていただきます。
最後に、印を押す。それで、完成です。
書き方、彩色の順序など、参考にして下さい。
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