1.人はどんなことに感動すると思いますか?
同じ目線、同じ喜び、同じ苦労、同じ感情を 持つことが共感を呼ぶ。
この点は詳しく説明が必要ですが。
上手な絵が喜ばれるものの、何か足りないものがあるように思う。
それこそが、「共感を呼ぶ題材と共感を呼ぶことば」だと思う。
絵手紙はへたがいいと言いながら、上手に書く人が多い。
人の感情を理解した上で良い刺激になる,相手のためになる絵と言葉を書きたいものです。
2.未経験の良いもの、未経験喜びに感動。
一般に見事な自然や景色に感動する。
音楽、芸術、映画、人との出会い、色々な感動の場面があります。
今まで見たことがない美しい 景色もあれば身近な花や生き物,ペットなどでも感動。
人間性、りっぱな仕事、を見ただけでも感動がある。
大切なことはそれを簡単に手にすると感動は少なく、努力したり練習をしたり、苦しさを克服したりして、ようやく見出した時に感動すると思う。
これは、心理学でも、ドラマや、アニメでも使われている方法ですが、静かな生活、冒険や旅に出る、危険や苦難に合う、最後は乗り越える。
これが、感動の筋書きだという。
絵手紙ではどのように表すといいのか、余計なことを考えてみました。
3.感動についての見方は実に様々。
知らないこと、味わったことのないものを感じた時ではないのかと思う。
意外にシンプル、真実、当たり前、健全なこと。
仕事やスポーツの世界でも,家族でも,友人関係でも感動がある。
私は働いている人などに絵手紙を書いて渡してみました。
反応は様々でしたが。喜ばれました。
見知らぬ人から、初めて絵手紙を、突然もらう。
あなたのことを書きました。良ければ受け取って下さい」と。
4.知らなかった、新しい発見があった時の感動。
感動について、大きな誤解をしていたことが解けて理解できたことがあります。
それは、「感動には自分と関係がある、私のことを解ってくれているという認識が必要だ」と分かりました。
絵手紙を書くか書かないかではありません。
人間として、相手の人、他の人つまり、一般の人をどうみるかが大切なんですね。
敬意や尊厳、人の努力や良い点を曇りのない目で、愛情深い目で見ているかどうかです。
相手を理解するのは、名医が問診したり、観察したりするのと同じような気がします。
その先に、感動があります。
具体的な方法については、このサイトの記事が参考になれば嬉しいです。
5.感動は受け取る人の感性次第です。
どんなものも、受け取るだけの能力や特質が必要です。
子供には子供が喜ぶものを、若い人は若者受けするものがいい。
誰にでも確実に喜ばれるものはありません。
このような性格の人はこの絵手紙を喜ぶと推理する。
相手の性格まで判断して、本当に当たったら感動です。
今ではできませんが、以前に私は「人の表情、顔色、空気を読む」ことに挑戦してみました。
その方法は、「フリーマーケットに出店」して、
絵手紙を見て立ち止まった人に、「この絵手紙はどうですか?」とお勧めすることです。
かなりの数をこなさないと、当たりません。
経験を積んで慣れてくると、その場所によって全く客層が違ってくるのが分かる。
例えば人口100万人規模の都市の場合と10万人ほどの町では大きく違いました。
都市部では、知的なレベルが高く、イラストや絵画、美術に関して関心が高いです。
絵手紙の講師をやっている人、美術の先生、書道家、警察の偉い方、宣教者などに会いました。
また、田舎の町では、農産物や作業風景を書いたもの、分かり易い言葉が人気でした。
絵手紙ではなく「墨で言葉を書いただけの色紙」も感動を与えました。
記憶にある言葉を相手の表情を見てから、即興で書くわけです。
外れることも多かったものの、半数は購入、1人か2人は感動してくれました。
結論として、絵手紙で感動したりするのは、見る人の感性次第です。
心の中にある観察力、共感力、謙遜さ、素直さ、人間性によって違ってくるということです。私は、体験と通してそれを感じ取りました。
感動を引き出す方法について(NHKの資料から)
感動の話題 感動の分類と感動の評価語:NHK放送技術研究所
感動の分類と感動の評価語:NHK放送技術研究所
感動づくりのツボ
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マーケティング・リレーションズは一般に戦争や戦闘をメタファに語られがちで、シェア拡大(=陣取り)にはじまり、戦術・陣容・ターゲットなど勇ましい用語の中で議論されます。
ところが、感動の大きさを顧客対価に比例させることを目的とする感動マーケティングの場合では、演劇をメタファとし、ストーリイ性・演出・場面設定・ゲストという枠組みで発想し考えていく方がかなっているように思います。
これまで見てきたように、感動のメカニズムには①人は自分に関心のあることにしか感動しない。
②感動は不快の情動が快の情動に転換するときに発生する。という二つの原則があります。
すると感動の受け手は様々なバック・グランドを持っているため、同じ題材や話題を提供しても感動の仕方が異なることになります。
ならば、多くの人を同時かつ同質に感動させ戦略的な効率を上げるためのツボとはなんでしょうか。
第一のツボはカタルシスの提供です。
カタルシスとは、鬱積した心の澱をなにかのきっかけで解放し気持ちを一変させる演出をさす演劇用語です。
そのためには、情動を緩急刺激するデザインがあります。
たとえば、参詣者が長い石段を苦労して登り極めた瞬間に立ち現われた山間の寺社伽藍がいっそう荘厳でありがたく感じられるように、
受けたストレスがある瞬間に解放されることで大きな歓喜が湧きあがる空間構成。
たはローラーコースタの山あり谷あり、ひねったり回ったり、色々な幅の緊張と緩和を計算したハラハラドキドキの体験構成。
あるいは数寄屋の明と暗、厳と優、大胆と繊細のような調和や対比の妙が冴える展示演出。
またはBGM、空間内圧や温度変化等の環境効果。などです。
第二のツボとしては、ストーリイ性です。
テーマパークでは、待ち時間にゲストに物語の世界観・状況背景などを共有情報としてあらかじめ提供し、物語の最高潮のシーンをアトラクション体験させます。
つまりアトラクション体験するまでに展開される背景描写がアトラクション自体の持つストーリイの構成要素となっています。
この仕掛けはゲストの感情移入を誘導するとともに、コンテクストを呈示することで個々の心の琴線
の差異最小化を狙って、多くの人に同質の感動を与えようとする工夫です。
第三のツボは、ホロニック構成です。
ホロンは、人体における細胞のように、部分であるが全体としての性質も持ち機能する単位のことで全体子ともいいます。
ある理念やメッセージのもとで設定された、人の感動属性バリエーションに沿ったストーリイ群や心にフックしやすそうなキャラクタ群を幾重にも折り込み、ある感動の対象が全体のポリシーにつながり、全体のポリシーが個につながっているようなストーリイの多重構造をデザインして感銘を深めさせる仕組みと仕掛けづくり、それがホロニック構成ということです。
感動を効率よく誘導するための骨組みとして基本となることは、このあたりでしょうか。
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