絵手紙では見本や手本がありません。自由な行動の手本がないようなものです。
しかし、良くない自由があるのと同じように、「良くない線の書き方」を知っておきましょう。
次の画像は、初心者が書き易い線の例です。
赤いシールのところに注目してください。
外側だけに線のふくらみがあります。
初心者が書いた線の例
![レモンの書き方例ー1](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-3-4.jpg?fit=291%2C200&ssl=1)
それは、筆を鉛筆書きのように、斜めに持って書いたからです。
その違いを、別の画像で示すと、次のようになります。
![線の書き方ーレモンの書き方例ー2](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-6-5.jpg?fit=295%2C200&ssl=1)
線の書き方を、レモンの書き方画像で比較して見ましょう。
どれも同じに見えますか?
線に注目してください。
構図も変えてあります。
レモンのへたの部分を見れば、違っているのが分かるでしょう。
大きく書いているので、レモンの上の方は書かれていません。
これが、大きくかくための、一つの方法です。
初心者は、ハガキの中に全部入れて書こうとします。
レモンの書き方の例。(その1)
![レモンの書き方例ー3](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-2-3.jpg?fit=295%2C200&ssl=1)
筆は面相筆で、ハガキはにじみの少ない画仙紙を使っています。
レモンの書き方の例。(その2)
筆は面相筆で、ハガキはにじみみが少しある画仙紙(太陽)を使っています
![レモンの書き方例ー4](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-4-3.jpg?fit=300%2C197&ssl=1)
この絵(レモンの2)に色を付けてみました。
![レモンの書き方例ー4に彩色した。](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-17-4.jpg?fit=297%2C200&ssl=1)
彩色は、中央部分を白抜きにすると立体感が出る。下に陰を入れてみました。
黄色の色が鮮明ではありません。(筆を良く洗わなかったので失敗しました)
レモンの書き方の例。(その3)
筆は面相筆で、ハガキはにじみみが少しある画仙紙(太陽)を使っています
![レモンの書き方例ー5](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-61.jpg?fit=300%2C196&ssl=1)
レモンの書き方の例。(その4)
筆は面相筆で、ハガキはにじみみが少しある画仙紙(小雪)を使っています
下のハガキの線の書き方は。上のものと違います。
どのように違うのか分かりますか?
![レモンの書き方例ー6](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-5-6.jpg?fit=300%2C190&ssl=1)
線をゆっくり書くと、こぶのようなものができます。
今回の線は、スピードを上げて、速く書きました。
こぶのようなものが、少ないのが分かるでしょう。
線の書き方例ーピーマンの例
![線の書き方例ーピーマンの例ー本からの引用](https://i0.wp.com/xn--kpuq01d3ha.net/wp-content/uploads/イメージ-7-3.jpg?fit=151%2C200&ssl=1)
絵手紙の本からの引用画像です。
線の書き方の参考に、選んでみました。
基本的に、ゆっくりと刻んだ線ですが、場所によっては速く書いた線もあります。
このように、「ゆっくりと刻んだ線」と「速く滑らかな線」の合体がバランスの取れた良い線の書き方です。
参考にしましょう。
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