親の見解こそが、子供の将来を狭くしたり広くしたりする。
親には大きく分けて2通りの見方があり、自分の夢を子供に望むタイプと、子ども自身で決めさせるように考える力を与えるタイプの人です。
親は、自分の子供が可愛いので、つい子供の絵を書く才能を伸ばしてやりたいと思いがちです。
当然のことですが、良い悪いの問題ではなく好みです。
そういう親は子どもが書いた絵を褒めます。
親だけが褒めても次第に書くのを辞めてしまいます。
なぜなら、「上手ね」などと褒められても「楽しくない」からです。
これが、子どもの将来を狭くする考え方です。
絵の才能、能力を上げるために書くのは楽しくない。
親だけが褒めても、親に褒められるために書いていると分かると嫌になるからです。
一方、子どもをノビノビと育てる親は「楽しさを味わう」ために、書かせます。
その方が、絵を書くことの楽しさとなり、自分から他の人と一緒に書こうとします。
見て貰いたくなります。親も一緒に参加すべきです。
もちろん、才能を伸ばすためではなく、楽しむためです。
親も楽しむ、親も絵を書くことに参加するのがいい。
絵を書く目的が、才能を伸ばすではなく、書いて楽しむという方針であれば将来性が広がります。
さて、このことを分かった上で、画材をどうしようかと考えます。
画材の選び方も、たくさんありますが、大きく分けて「子どもが一人で書く道具」ものが主流です。
楽しむ絵の画材は、親と楽しさを共に喜べるものがいいです。
幼児期は「スケッチブックとクレヨン」。
スケッチブックをケチらない。
子どもが絵を書いた裏は、親が書くページです。
え?え?私が?と思う母親もいるかもしれませんが心配いりません。
文字で褒め言葉を書けばいい。大きなスタンプかシールを貼るのでもいいのです。
誰かに見てもらうことに意味がある。親の目線があるという自覚が生まれます。
親に、毎日のように、愛されていることを自覚するでしょう。